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令和3年度 「高島まるごと元気まつり」を開催しました
10月24日(日)安曇川公民館 ふじのきホールにおいて「高島まるごと元気まつり」を開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大により2年ぶりの開催となった今回は、体験型のイベントではなく、講演会を中心に実施しました。
最初に高島市内のキャラバンメイトおよび高島市リハビリ連携協議会のご協力により、「認知症 みんなの笑顔で支えよう」という寸劇を披露してくださった後、在宅療養講演会「妻が認知症になった~妻を8年半介護して~」と題して講演をしていただきました。
講師には、認知症の人と家族の会 滋賀県支部副代表 梅本髙男氏をお招きしました。
男性介護者の立場から、介護の大変さや工夫点、専門職や地域の方とのかかわりの大切さなどお話してくださいました。最後は、当日の座長である高島市医師会 前田昌彦会長により、認知症予防の考え方についてまとめをしていただきました。
当日のアンケートでは、「体験に基づいたお話で自分の介護と併せて考えることができた。」「認知症の患者さんの様子がよくわかった。」「男性介護者の集いの参加者が増えるきっかけになればいいと思う。」などたくさんの声が寄せられました。
第112回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和3年4月14日(水) 午後2時~3時
場 所 新旭公民館 多目的ホール
内 容 話題提供「民生委員児童委員の地域活動と課題」
提供者 高島市民生委員児童委員協議会連合会
会長 林 典男 氏
3か月ぶりの開催となった今回は、地域での身近な相談者である民生委員の方をお招きし、民生委員児童委員の活動について紹介していただきました。民生委員さんは担当地域の住民の見守りや相談活動にあたるほか、協議会として高齢者、障がい者、児童など分野別の活動も行うなど活動が多岐にわたることがわかりました。
相談活動を行う中では、地域の高齢化に伴い、独居高齢者の増加や認知症を持つ方への対応などの問題が民生委員の間では共通の課題となっているとのことでした。民生委員の仕事は、相談を受けたら適切な関係機関や行政につなぐ役割がありますが、その後も継続した見守りなどが必要なことから、つないだ後の結果についても情報のフィードバックが欲しい、ともお話しされていました。
その後参加者との意見交換が行われ、個別のケース会議をはじめ、地域の課題を話し合う会議等いろいろな場面で民生委員さんへの役割期待が大きいことがうかがえました。また、病院からは「退院支援の中で協力をお願いしたい」といった意見や、ケアマネジャーからは、「日ごろから対応困難事例や地域で孤立した対象者などの支援に民生委員の力を借りている」といった感謝の声も出ていました。
◆次回の予定
第113回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 令和3年5月12日(水)午後2時~3時
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 話題提供 滋賀県看護協会 第7地区支部より
※ 新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、中止する場合があります。
※ 参加いただく場合は、マスクの着用等感染防止対策にご協力ください。
第111回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和3年1月13日(水) 午後2時~3時
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供「施設での看取りという考えかた」
提供者 滋賀県老人福祉施設協議会 高島ブロック長
特別養護老人ホームふじの里 施設長 落川 貴生 氏
今月は、特別養護老人ホームふじの里より落川施設長をお招きし、施設における看取りの現状についてお話していただきました。
高島市内では、平成29年度から令和2年10月末までの間に、128名の方を市内の7つの老人ホームで看取っているとのお話でした。年度や施設によってばらつきがあるものの、徐々に施設での看取りは増えているとのことです。
また、「ふじの里」における看取りの事例をあげて、管理者として配慮されていることや課題、コロナ禍での看取りの苦労や工夫点などについてもお話していただきました。施設での看取りは、本人・家族が希望していることはもちろん、生活施設である老人ホームで看取りが可能な状態であるかどうかも大切な要件となるそうです。その上で、急変時の対応にあたったり、看取りの際の嘱託医や施設看護師への負担軽減にも配慮しながら、家族や本人の意向をできる限り尊重して対応する努力をされていることをお話して下さいました。
参加者からは、深夜帯で看取りになった場合の対応や、施設での看取りを実践していく中で、職員への研修や担当スタッフへのフォローなどについて質問や意見が交わされました。
〇次回の予定
※2月および3月の協議会は、休止いたします。
4月以降の再開については改めてご案内します。
第110回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和2年12月9日(水) 午後2時~3時
場 所 新旭公民館 2階 多目的ホール
参加者 31名
内 容 話題提供 「高齢者保護」について
提供者 滋賀県高島警察署 生活安全課長 西山 幸司 氏
今月は、高島警察署の方をお招きし、警察が関わる高齢者の保護の現状についてお話を聞きました。
高島警察署管内の保護件数は正確には公表できないとしながらも今年だけで100件近くの保護件数があり、そのうち、認知症関連による保護は約35%を占めているとのことでした。通報内容は、深夜に玄関ドアをたたく、道路の真ん中をふらふら歩く、など不審者情報として寄せられることも多いといいます。
認知症高齢者の保護においては、「保護した人の特定が難しい」ことや夜間に保護される場合が多いことから、「交通事故の危険性が高い」「警察や関係機関なども人出薄となり捜索が困難」などの問題があるということです。
高島市においては、高島警察署や市内の協力事業所などとの間で「認知症の方の一人歩き(徘徊)に対する協力体制」ができています。高齢者の方の捜索願が警察に提出されると、警察は地域包括支援センターと連携し、ご家族の了解を得て高島市の防災無線で情報提供を呼びかけるとともに、協力事業所などにも情報提供を呼びかけるシステムになっています。「一人歩き」の心配がある方の「事前登録」をしておくことで、より早期の保護や身元の確認につながるとのことです。
これらのシステムにより、警察としてもかなり正確な情報提供を受けることができ、保護に大変役立っているとのお話でした。とにかく「いない」と気づいたら、探すと同時に担当ケアマネジャーや地域包括支援センターなどに相談することが大切であること、併せて、「一人歩き」の恐れのある方には、普段からご本人の衣類や持ち物に「氏名」や「連絡先」を記載していただくだけでも助かる、など具体的にお話してくださいました。
加えて、高島市からは「GPS」の装着に対する初期費用の補助制度があることも紹介されました。
話題提供の後は、捜索願のタイミングについての質問や、対応される警察官へのお願いなど意見交換が行われました。
◆次回の予定
第111回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 令和3年1月13日(水)午後2時~3時
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 話題提供 高島市内介護施設より
※ 新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、中止する場合があります。
※ 参加いただく場合には、飛沫防止のためマスクの着用にご協力ください。
第109回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和2年11月11日(水) 午後2時~3時
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
参加者 26名
内 容 話題提供「訪問栄養指導の実際」
提供者 (公)滋賀県栄養士会
管理栄養士 谷口 美津子 氏
管理栄養士 清水 満里子 氏
今月は、滋賀県栄養士会から、在宅療養上の栄養指導や食事指導を行う「訪問栄養指導」について、ご紹介いただきました。
主治医の指示書に基づいて、糖尿病の高齢患者さんの指導にあたられた事例を通して、医師との連携や栄養士としての栄養診断、栄養治療の計画立案、そして実際の本人への食事指導やヘルパーさんへの献立指導などについてお話して下さいました。
「訪問栄養指導」は、まずケアマネジャーが栄養改善の課題に気づいて、ケアプランに載せていただくところからスタートするとのことで、ここまでがなかなか難しいとお話されていました。
参加された先生からは「高齢の糖尿病患者さんにどこまで厳密な栄養管理をしていくのかは難しい。」という意見もありました。一方では、「低栄養の方への退院後をイメージしたケアは、病院でもなかなかできていない。このようなサービスの情報提供をしていきたい。」といった病院関係者の意見や、「地域でも実際に栄養状態の悪い患者さんもあるが、栄養剤や栄養補助飲料などに頼ってしまう。」などの声も出ていました。
また、実際にこの地域で活動できる人材があるのか、といった質問や、依頼したらどのくらいの期間で訪問してもらえるのかなど具体的な質問も出るなど関心の高さがうかがえました。
◆次回の予定
第110回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 令和2年12月9日(水)午後2時~3時
場所 新旭公民館(高島市観光物産プラザ) 2階 多目的ホール
内容 話題提供 高島警察署より
※ 新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、中止する場合があります。
※ 参加いただく場合には、飛沫防止のためマスクの着用にご協力ください。
第108回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和2年10月14日(水) 午後2時~3時
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
参加者 30名
内 容 話題提供「高島市地域包括支援センターの機能強化に向けて」
提供者 高島市役所健康福祉部 高齢者支援局 地域包括支援課
主監 古谷 靖子 氏
今回は、高島市地域包括支援センターの活動について、主監の古谷靖子氏からお話していただきました。
地域包括支援センターでは、高齢者の相談や虐待への対応、認知症高齢者に関する相談や啓発、要支援認定者のケアマネジメントなど様々な業務を行っておられます。総合相談件数は、高齢者の増加や要介護認定者の増加に伴い年々増加傾向にあり、昨年度は延3,000件を超える相談があったとのことです。
また、認知症が関連する問題も発生しているということで、最近の事例を交えてお話してくださいました。そして、認知症や虐待の初期相談を含め、高齢者の身近な相談窓口の一つとして、今津病院内に「あいりん つむぎ地域包括支援センター」が10月1日より開設されたと紹介されました。
「あいりんつむぎ地域包括支援センター」は、高島市から委託を受け、マキノ、今津地域の総合相談や要支援者のケアマネジメント業務などを担当されるということで、職員紹介も行われました。
出席者からは、地域包括支援センターの業務の多様さや重要性を改めて理解した、という意見や新しい地域包括支援センターに期待する声も聞かれました。
◆今後の予定
第109回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 11月11日(水) 午後2時~3時
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 話題提供 滋賀県栄養士会より
第110回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 12月9日(水) 午後2時~3時
場所 新旭公民館 2階 多目的ホール
内容 話題提供 高島警察署より
※ 新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては中止する場合があります。
※ 参加いただく場合には、飛沫防止のためマスクの着用をお願いします。
第107回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和2年9月9日(水) 午後2時~3時
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
参加者 27名
内 容 話題提供 「高島市内の医療的ケア児・者のおかれている状況と災害時の課題について」
提供者 高島市障がい者相談支援センター コンパス
相談支援専門員 上田 洋行 氏
今月は、障がい者相談支援センターコンパスから、日常的に医療ケアや医療機器を必要とする子どもたちをとりまく高島市の現状についてお話を伺いました。
現在全国には約2万人もの医療的ケア児がいると推計されており、高島市には現在12歳未満の医療的ケア児が10名おられるそうです。
課題としては、常に医療ケアが必要なために通所サービスや短期入所など福祉サービスの利用がむずかしいことや、放課後デイサービスがない、など地域での受け皿が十分でないこと、一人一人にあった個別支援計画を立てる支援体制が十分に整っていないことなどがあげられていました。また、災害時、電源の確保や避難場所の確保も大きな課題となっていることをお話してくださいました。
参加者からは、医療的ケア児の支援をする「コーディネーター」の資格要件はあるのか?といった質問や、災害時に急にではなく、普段から身近な病院でレスパイト入院を利用してもらえるとよいのでは、という意見もありました。
また、市役所からは、今年7月に開設された児童発達支援センター「エール」についての紹介もあり、保健や福祉、教育部門が一緒になり、市内の発達に障害を持つ児や医療的ケア児に対しても総合的な支援ができる体制ができたことが紹介されました。
◇今後の予定
第108回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 10月14日(水)午後2時~3時
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 話題提供 高島市役所 地域包括支援課より
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、中止する場合があります。
※参加いただく際は、飛沫防止のため、マスクの着用をお願いします。
第106回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和2年7月8日(水)午後2時~3時
場 所 今津東コミュニティセンター 3階大ホール
内 容 話題提供 「新型コロナウイルス」
提供者 滋賀県高島保健所 医師・主任技師 山田 悠貴 先生
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5カ月ぶりの開催となりました。
今月は、滋賀県高島保健所の山田悠貴先生より、「新型コロナウイルス」をテーマに話題提供をしていただきました。
新型コロナウイルス感染症の特徴や保健所の役割、医療・介護現場における予防策の基本についてお話していただき、厚生労働省のホームページに掲載されている介護職員向けの感染対策の動画も紹介して下さいました。その後、参加者との意見交換が行われました。
現状の自分たちが行っている感染予防策でいいのか、という質問をはじめ、「流行時に施設で発熱者が出た時に、コロナを疑ってパニックになりかけた」といった体験談や、次の流行に備えて医療材料などの備蓄状況の情報が一元化できるとよい、介護施設間での協力体制についても考える必要あるのでは、などさまざまな意見が交わされました。
(※山田先生が紹介して下さった動画については、本ホームページのトップページ「新型コロナウイルス関連情報」からもリンクできますので、ぜひご覧ください。)
◇今後の予定
第107回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 9月9日(水)午後2時~3時
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 話題提供 障がい者相談支援センターコンパスより
※8月は会議開催がありません。
第100回記念 高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました。
日 時 令和2年1月18日(土)午後3時~4時50分
場 所 今津サンブリッジホテル
参加者 43名
内 容 報告① 「高島市医療連携ネットワーク運営協議会の設立およびその後の活動について」
報告者 マキノ病院理事長(前ネットワーク会長) 森田 豊 先生
報告② 「高島市医連携ネットワーク運営協議会の経過および今後の展望について」
報告者 高島市医療連携ネットワーク運営協議会会長 前田 昌彦 先生
記念講演 「医療多職種連携『三方よし研究会』12年のあゆみを振り返る」
講師 NPO法人 三方よし研究会 代表理事 小串 輝男 先生
高島市医療連携ネットワーク運営協議会は、平成23年8月に設立され、今回で100回目を迎えました。
そこで、多職種医療連携ネットワークの先輩でもあり、目標としてきた東近江市の「三方よし研究会」より、代表理事の小串輝男先生をお招きしました。
最初に当協議会の前会長である森田 豊 先生より、高島市医療連携ネットワーク運営協議会の設立経緯や85回までの活動、続いて現会長の前田昌彦先生より86回からの活動と今後の展望についてお話をしていただいた後、小串先生に記念講演をしていただきました。
講演では、「三方よし研究会」の立ち上げから、NPO法人取得に至るまでの様々な活動を紹介していただきました。現在では、「三方よし研究会」が介護職員の初任者研修なども開催されるなど幅広く活動されている一方で、各施設からの連携成功事例や連携困難事例の紹介などを通して、患者さんを中心に置いた、よりよい連携の在り方をみんなで考える姿勢を継続していること等をお話してくださいました。そして最後には、「高島の専門職の中にも多職種連携の”マグマ”が存在していると確信している。」と激励のお言葉をいただきました。
講演終了後は、小串先生を囲んで交流会を開催し、和やかなひとときとなりました。
◇今後の予定
〇第101回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 令和2年2月15日(土) 午後2時~4時30分
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 「在宅医療多職種連携セミナー」と合同開催
〇第102回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 令和2年3月11日(水) 午後2時~3時
場所 安曇川公民館 2階カルチャールーム
内容 障がい者支援センターコンパスより話題提供