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カテゴリー「報告」の記事

第84回高島市医療連係ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年8月28日 / 報告

日 時  平成30年8月8日(水) 午後3時~4時

場 所  今津老人福祉センター

参加者  32名

内 容  話題提供「障がいのある人達の理解を深めるために」

提供者  高島市障がい者相談支援センターコンパス

         相談支援専門員  山本 美湖氏

         精神保健福祉士  中山 由紀子氏

 今月は、高島市障がい者相談支援センターコンパスの方から、市内の障がい者の実態や相談体制、課題についてお話を聞かせていただきました。

 高島市内には、身体障がい、知的障がい、精神障がいにより障がい者手帳を持っておられる方が平成29年度末で3,354人おられるとのことです。しかし、実際にはこれらの障がいの他にも、発達障がいや内部障がい、高次脳機能障がいなど障がいの種別もたくさんあり、手帳を持っていなくても様々な障がいのために生活のしづらさや困りごとを抱える方がたくさんおられます。そのような方々の総合相談窓口として平成24年4月にコンパスが開所されました。

 コンパスでは、年間延べ9千件を超える相談があり、相談者の情報の整理を行うことから、必要な情報提供やサービスの調整、さらには、地域の課題として、市や関係機関とともに専門組織で検討するなど幅広く活動されていることをお話していただきました。相談対応の中での課題としては、障がい者の方の個別支援計画を立てる相談員の不足が大きいということでした。また、医療的なケアが必要な児童の受け皿となる病院や福祉施設の不足に加え、看護師や児童期のリハビリが可能なセラピストの不足、さらに、常に介護が必要な人に対して日常的な介護や創作活動などを提供する生活介護事業所なども不足しているというお話がありました。

 また、精神障がい者の理解を深めるために、というお話の中では、精神障がいを持つ方は知的レベルの高い方が多いけれども、社会生活をする上で身辺整理や炊事、金銭管理、自己決定が苦手、などのために生活のしづらさが大きい。また対人関係の障害があるために常識的な考えや行動から逸脱しやすいなど、病気の特性を理解することが必要であるとのお話も聞くことができました。

 意見交換の中では、障がい福祉サービスは、介護保険との違いとして、認定申請から認定が降りるまでの期間に「みなし」でサービスを先行して受けることができないため、精神障がいの方に対しては訪問看護がカバーしている部分が多い、という現状も明らかになりました。一方で、リハビリ職の方からは「リハビリ連携協議会の中で小児のリハビリの研修会を持っている。自分たちでできる範囲を広げていきたい。」という意見や、歯科医師会からも「訪問歯科診療などで応援していきたい。」と心強い意見も出て有意義な意見交換となりました。

     

第83回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年7月26日 / 報告

日 時  平成30年7月11日(水)午後3時~4時

場 所  安曇川公民館 視聴覚室

参加者  35名

内 容  話題提供「高島市内の訪問看護ステーションの現状」

提供者  訪問看護ステーション連絡協議会  武内美英子氏

 今月は、訪問看護ステーション連絡協議会から訪問看護ステーションの活動状況や現状の課題などについてお話をしていただきました。

 高島市内には現在5つの訪問看護ステーションがあります。昨年、朽木地域に新たにステーションができたことで、へき地への訪問看護の体制が強化されています。昨年度は年間637人の方が訪問看護ステーションを利用されており、各ステーションでは、多職種と連携を密にしながら、それぞれの強みや特色を生かした活動を展開されていること、また、訪問看護ステーションが抱えているいくつかの問題点についてお話がありました。

 問題点としては、訪問看護ステーションに専任事務職員の確保が困難なため管理職の事務負担の増大、また、病院の外来通院患者さんの薬の変更情報が入りにくいこと、そして利用者やその家族からの暴言、暴力、セクハラなどによる看護師の精神的負担などが挙げられました。発表後、ステーションが抱える問題点について意見交換が行われました。

 特に訪問者が受ける暴言や暴力、セクハラについては、訪問看護に限らず1対1で訪問する職種においては深刻な問題となります。職員を守るため、事業所全体として対応する、場合によってはサービス提供を断ったこともあった、という意見や、認知症などの病気がある場合には、専門家のスキルを持って対応してもらいたいが、そうでない場合は、ケアマネに相談して、場合によっては2人体制の訪問をケアプランに位置づける事もできる、などの意見が出ました。しかし、なかなか根本的な解決策とはいかないのが現実であることが浮き彫りとなりました。

      

第82回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年6月28日 / 報告

日 時   平成30年6月13日(水)15:00~16:00

場 所   安曇川公民館「ふじのきホール」

参加者    29名

テーマ   「摂食・嚥下」に関する取り組みについて

発表者   高島市摂食・嚥下ワーキンググループ長  前田昌彦 先生

 今回は、平成28年3月に立ち上がった市の摂食・嚥下ワーキンググループからこれまでの取り組みについてご報告をいただき、それをもとに意見交換を行いました。

 このワーキンググループは、介護支援専門員の「口腔内アセスメントが不十分・・・」、介護現場で「食べることの支援をどうしたらいいかわからない」等の声をもとに、医師、歯科医師、歯科衛生士をはじめ作業療法士や言語聴覚士、訪問看護師、といった医療の専門職だけでなく、患者さんに技術を提供する訪問看護師や訪問介護員の方、さらに管理栄養士などをメンバーとして活動を開始されました。

 活動は、主に勉強会の企画、実施と実務者のためのマニュアルづくりを行ってこられました。

 勉強会は、在宅に関わるスタッフが、口腔内のアセスメントができ、適切なケアが現場でできるための実技を含めた研修会を企画され、4日間開催されました。

 また、高齢者に関わる多職種が、摂食嚥下に関する異常に早く気づき、適切な対応につなげるためのポケットマニュアルを作成し、このマニュアルを活用した研修会も開催されています。今年度は、7月にも勉強会の開催、12月には、「介護予防まつり」のイベントの中で「摂食嚥下」に関する市民向けの意識啓発を行っていくことも報告されました。

 意見交換の中では、ワーキングメンバーの方から、改めて基本的な学習ができてよかった、他の職種との会議で学ぶことが多かった、などの意見が出され、訪問看護師さんからも、多職種の方が学んでもらえると、看護師としての専門的なかかわりに時間をかけることができるのでありがたい。「食べたい」という意欲を大事にしたいとの意見がありました。

 また、各病院からも摂食嚥下に対する取り組みの現状が報告されたほか、「ポジショニング」も大切だということで、職種を超えて勉強会を持ったなどの声もありました。

 一方で、介護支援専門員の口腔アセスメント力をもっと上げていく必要がある、介護者や家族の意識の差が大きいという課題も出され、介護者や一般市民への啓発をしていく必要があるとの意見も多く出ました。

    

第81回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年6月13日 / 報告

日 時  平成30年5月16日(水)15:00~16:00

場 所  安曇川公民館「ふじのきホール」

参加者  48名

テーマ  「診療報酬および介護報酬の同時改定よりみた医療・介護の連携の在り方と今後の展望に

      ついて」

講 師  高島市医師会理事  本多朋仁先生

 この4月に『診療報酬』および『介護報酬』の同時改定が行われました。今回は、診療報酬・介護報酬の個々の点数についてではなく、診療報酬と介護報酬の概要をもとに医療・介護の連携に係る点数算定の要件等と組み込みながら、そこからみえる国の方針である医療・介護の役割の分担と連携の推進を中心に、高島市医師会理事であり滋賀県医師会理事もされている本多朋仁先生からお話をしていただきました。

 診療報酬の概要の一つに「地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進」があり、その中で“地域包括ケア構築のための取組の強化”、“質の高い在宅医療・訪問看護の確保”、“国民の希望に応じた看取りの推進”、“リハビリテーションにおける医療と介護の連携の推進”の4つは介護報酬の概要と同じような内容となっていると説明されました。実際に診療報酬や介護報酬の点数として算定するには算定要件や施設基準等で変わってきますが、入院された患者さん(介護保険では利用者さん)が退院して在宅復帰にかかる支援を医療スタッフ(医師・看護師等)と在宅療養関係者(医師・訪問看護師・介護支援専門員等)が、退院時ではなく入院時(入院前)から支援していく体制に対しての評価を報酬として新たに設定され、スムーズに在宅へ移行できるよう医療・介護の連携強化を図っています。また、がん患者への在宅看取りにおいても訪問診療の主治医から介護支援専門員へ、介護支援専門員から主治医へ情報の提供を行うこと、リハビリテーションについては医療から介護へと円滑に移行できるよう計画書の共通様式が新設されたこと等を説明していただき、多職種との連携が欠かせない改定となっています。

 講義後は、算定要件についての質問や、入退院支援・リハビリテーションの連携について参加機関からの意見を伺い、地域包括ケアシステム(医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが連携した要介護者等への包括的な支援)の姿を目指し自分たちがどのような役割を担っていくべきなのかを改めて考えていただけたのではないでしょうか。

第80回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年4月20日 / 報告

日 時  平成30年4月11日(水)15:00~16:15

場 所  今津老人福祉センター

参加者  38名

内 容  話題提供「限界集落」について

          提供者 高島市医療連携ネットワーク運営協議会会長 森田豊先生

 今回は、地域包括ケアシステムの構築という観点から、現在の高島市の中心部と周辺部、中心部から遠く離れたいわゆる「限界集落」の地域における地域包括ケアシステムがどれだけ機能しているのかをモデル事例をとおして検証しました。

 医療面では地域による差は少ないものの、訪問・通所系のサービスにおいては、市の中心から離れるほどサービスの提供体制なども十分とはいえない現状があることがわかりました。

 そのような現状の中で、参加者からは、市の中心部であっても家族の介護力や地域の見守りや支え合いなど「自助」「互助」の弱い所では、最期まで住み慣れた地域で暮らす続けることが難しいのではないか。また、見守りと言っても、限界集落では見守りする近隣がないなど様々な意見が出されました。

 住み慣れた「地域」を地元の施設も含めた「地域」とするなら、それも選択肢の一つとなり得るのでは。

さらに、過疎地域では、自分たちの地域の課題を解決しようとする住民の力量が高いという強みがあるが、市街地でサービスが利用しやすい地域では、かえって住民の自助、互助などの仕組みが育ちにくいなどの弱点もある。といった意見も出されました。

 高島市においては、施設サービスを含めた地域包括ケアシステムが確立してきているが、今後はそれぞれの地域の強みや弱みを知り、強いところをさらに伸ばし弱点をどのようにカバーしていくか、様々な職種が集まり地域ごとに話し合っていくことが大切であることを改めて共有する機会となりました。

     

◆次回の予定

 〇5月16日(水) 午後3:00~4:00

   場所 安曇川公民館 「ふじのきホール」

   内容 「診療報酬および介護報酬の改定について」

   講師 滋賀県医師会 理事 本多朋仁先生

 

 

平成29年度在宅医療多職種連携セミナー/第79回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年3月30日 / 報告

日 時   平成30年3月3日(土)14:00~16:15

場 所   安曇川公民館 ふじのきホール

参加者   82名

内 容   講義「優しさを伝えるケア技術:ユマニチュード」

                講師 独立行政法人国立病院機構東京医療センター

                外来副師長・ユマニチュード認定インストラクター  林紗美 先生

 今回地域の医療・介護職の皆さんと一緒に、認知症ケアの新しい技法として注目を集めているユマニチュードについてセミナーを開催しました。

 ユマニチュードは4本の基本の柱 見る・話す・触れる・立つで、構成されています。この4つは生きていくために必要なことで、一つでも欠けると、人は壊れてしまいます。「顔を近づけて相手の目を見る、目をそらさず、恥ずかしがらず、見つめる、そして、そっと抱きしめ声をかけると声のトーンも下がり優しい声になる」ということです。

 実際にペアを組んで相手の視線をつかむことやスキンシップを体験しましたが、恥ずかしさがでて、なかなかうまくできませんでした。また、講義中に実際の比較として、テレビ放映された接し方の映像が流れ、会場からはユマニチュードの技法に感嘆の声が漏れていました。

 講義後、医師から、認知症の方の往診で困っている場面のこと、病院の看護師からは、認知症以外の急性期病棟で活用できるのか等、現場での声が質問として出され、予定時間が超過されるほどの盛り上がりでした。

 講義のあとのグループワークでも、それぞれの立場からの意見や感想が話され、「林先生のお話をもっと聞きたかった」「参加してよかった」との声が聴かれました。

   

 

 

第78回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年3月19日 / 報告

日 時   平成30年2月14日(水) 15:00~16:00

場 所   ふじのきホール(安曇川公民館)

参加者   20名

内 容   話題提供  高島市民病院    「小児レスパイト」について

                    提供者 高島市民病院 地域連携室長   末武美里氏

 今回は『地域包括ケアシステムはすべての人の安心と暮らしを支える ー医療的ケア児のレスパイト入院の整備ー』についてお話していただきました。

 滋賀県では医療的ケアの必要な児が10年前と比較すると1.8倍と増えている状況にあり、高島市においても医療的ケアを必要とする児は増えてきている。医療的ケアを必要とする児がレスパイト入院を利用しようとしても市内にはなく、市外のレスパイト入院の出来る病院に行かなければならない。また県下においてもレスパイト受入病院は3病院しかなく利用しにくい状況にある。そこで高島市内における医療的ケアを必要とする児に対しての現状を整理した。①国が小児在宅医療体制整備でレスパイト入院を推進しているが市内にはない。②レスパイト入院やリハビリは市外へ行かなければならないため家族の負担があり、市内での入院の希望がある。③医療的ケアが必要なためホームヘルパーの利用ができないことから訪問看護の利用者が増えている。④高島市民病院には地域包括ケア病棟がありレスパイト入院を受けいれている。このことから、未来に不安を残さない、リスクを背負ってでも小児在宅ケアを支えるのが高島市民病院の使命であることを看護部から提案し、そして病院関係者と話し合いを重ね小児レスパイト入院についての受入れ整備を行なったということでした。平成29年11月より高島市民病院では受入れを開始し、レスパイト入院を利用された家族からは、市内に入院の体制が整ったことを喜んでもらった ということでした。

 参加者からは、「市民病院の小児レスパイト入院の現状を知ることができてよかった」「各職種の医療的ケアを必要とする児への支援の取り組み状況が分かりよかった」と言う声がでていました。また地域包括ケアは、子どもから高齢者のすべての人の安心と暮らしを支えていくものであるから、今回のように子どものことも今後 話し合う場を設けてほしいと言う意見が多く出ていました。

※小児レスパイト入院とは、常時医療的管理が必要な患児が在宅で療養されており、介護者の事情により在宅での介護が一時的に困難になった場合に、患児が短期入院する仕組みのこと

  

 

第77回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年2月21日 / 報告

日 時  平成30年1月10日(水)15:00~16:00

場 所  今津老人福祉センター

参加者  20名

内 容  話題提供  「高島市歯科医師会」

            提  供  者         高島市歯科医師会会長   野上昌義先生

 今回は、高島市歯科医師会より「オーラルフレイル」についてお話を伺いました。

 フレイルという言葉を最近よく耳にしますがフレイルは、『人の老化の過程における、「健康」と要介護状態の中間であり、健康障害につながる心身の脆弱な状態であると同時に、ストレスに対する予備力に起因した状態である』と定義づけられています。実際にフレイルを評価することは、比較的早期にみられる口腔機能の低下の発見につながり、歯科の介入により回復可能な余地を大いに残す領域と考えられています。

 また口腔機能の低下のわずかな変化には、食事時間の延長・ちょっとした食べこぼし・ムセ込むなどありますが、対策として口腔体操の実施・友人や家族との会話や食事を楽しむ・歯の不具合の治療(美味しいものを食べたい意欲)があげられます。しかし対策をとらず悪化をたどると、活力低下・筋力低下・身体機能低下・活動の低下・消費エネルギーの減少によりサルコペニア(筋肉減少症)につながり、食欲低下、栄養不良を促進し、負のスパイラル(連鎖的な悪循環)を生み出します。老化のサインとして注目されているオーラルフレイルの症状に早く気づくことが、負のスパイラルを断ち切ることになります。そのために、歯の健康診断を受けることや口腔体操をして、予防や改善に努めることが大切であると話されました。

 意見交換では、「口腔ケアをすれば食べることができる人がいるが、どんなアドバイスをしたらいいか困っている」「入歯が高額であると思っている人がいる」「高齢者の一斉検診ができないか」「困ったことの相談窓口はないか」等、困っていることが次々と挙げられ野上先生からは健口体操の紹介をしていただきました。

    

 

 

 

 

第76回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2018年1月23日 / 報告

日 時   平成29年12月13日(水) 15:00~16:10

場 所   今津老人福祉センター

参加者   31名

内 容   話題提供   「高島市医師会]

      提  供  者      高島市医師会在宅療養支援センター

                     コーディネーター    高島さち子

 今回は、在宅療養支援センター コーディネーターの高島が本センターの活動報告をいたしました。

 介護保険制度の改正により、地域支援事業の包括的支援事業として新たに在宅療養・介護連携推進事業が創設され、高島市医師会が高島市と協定を結び、在宅療養支援センターを平成27年度より設置、開設されました。医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう「在宅医療」と「介護サービス」を提供するために、在宅に関わる様々な医療機関と介護サービス事業者間の連携推進を事業目的としています。

 コーディネーターは医療・介護関係者からの相談対応を行うために配置され、在宅医療と介護の連携を支援する相談窓口として高島市民病院の健診棟1階(医師会事務所内)に設置、もうすぐ3年目を迎えます。

 1年目にホームページ「チームたかしま」を立ち上げ、会議、研修等のお知らせや報告を掲載しています。また、高島市地域包括支援課と連携をはかり、関係職種間との会議に出席したり、研修会を開催しています。特に今年は「高島まるごと介護予防まつり」を多職種と連携を図り開催いたしました。市民向けとして、出前講座を行なっており、医師と共に各地域へ出向き住民の方の声を聞かせていただいています(現在 ホームページにて「出前講座」申し込み受け付け中)。

 発表後、センター所長をしている前田昌彦先生から「コーディネーターはこれからも、場づくり・接点づくりをし、関係が広がるようにしてほしい」と今後の要望をいただきました。地域包括支援課からは、「地域住民が安心した在宅医療・介護サービスを受けられるために、医療、介護の関係者が顔の見える関係を作っていくことが必要」と助言をいただきました。

 意見交換では多職種の方々から貴重なご意見をいただきました。

 これからも コーディネーターとしての役割が果たしていけるよう努力していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

市民公開講座
「高島で(がん)になったら・・・」を開催しました

2017年12月20日 / 報告

日 時   平成29年11月19日(日)13:00~16:00

場 所   安曇川ふれあいセンター「ふじのきホール」

参加者   122名

内 容   「高島で癌(がん)になったら・・・・・」

   <第1部> 特別講演

     テーマ  「癌(がん)の最期はホスピスですか?」

       演 者 : 草津総合病院 緩和ケア内科 部長      堀 泰祐さん

       座 長 : 医療法人かおり会本多医院 理事長      本多 朋仁

   <第2部> パネルディスカッション

     テーマ  「高島で癌(がん)になったら・・・まかせてください」

       座 長 : 医療法人マキノ病院 理事長         森田 豊

       コメンテーター : 草津総合病院 緩和ケア内科 部長    堀 泰祐さん

       パネリスト :    高島市民病院 外科科長         武田 佳久さん

               高島市民病院 緩和ケア認定看護師    天野 明美さん

               医療法人マキノ病院 副院長       藤田 益嗣さん

               高島市医師会 副会長          前田 昌彦さん

               訪問看護ステーション連絡協議会     武内 美英子さん

               湖西介護支援専門員連絡協議会 会長   熊谷 智香子さん

 今回、ふじのきホールで市民公開講座を開催しましたところ多くの方にご参加いただきありがとうございました。

 特別講演では、「癌(がん)の最期はホスピスですか?」という演題で、草津総合病院 堀泰祐先生が自らの癌の体験、ホスピスに対する考え、現在のホスピス緩和ケアについてお話しされました。「病状や家族の事情もあるが、どこで・どう過ごすかの選択が必要である。」と話され、「最後の看取りは家族である」「家にまさる場所はない」と家族の大切さや看取りの場所への自分の思いを会場の皆さんに投げかけられました。また、パネルディスカッションでは、6人のパネリストが「高島で癌(がん)になったら・・・・まかせてください」をテーマにそれぞれの立場から発表されました。発表後は、パネリストの意見交換が行なわれました。

 市外医療機関から参加された成人病センターの花木先生から「今回の公開講座は地域で密着されたもの」と評価いただき、また大津赤十字病院の三宅先生から「在宅医療 緩和ケアが発展してきている。ますます進めていってほしい」と今後の期待をいただきました。

 最後にコメンテーターの堀先生から「それぞれが大切な働きをしている。湖西は在宅のバックアップができている」と評価いただきました。また、がん患者サロン「ほっと湖西」よりサロン活動の紹介をしていただきました。がん患者サロンは県内9ヶ所で開催されており、どこででも参加できます とのことでした。

 今回の、特別講演、パネルディスカッションを通して、自分や家族が「癌(がん)」になったらどうすべきか を考えるきっかけになったのではないでしょうか。

 

 

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