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第119回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日時 令和4年5月11日(水)午後時2~3時
場所 新旭公民館 多目的ホール
内容 話題提供および意見交換
「高島市医師会からみた、高島市における在宅医療の現状と他職種連携について」
話題提供者 高島市医師会 会長 前田 昌彦
参加者 24名
今回は、高島市医師会前田会長より、市内の医師会会員を対象として今年4月に実施した『在宅医療・他職種連携に関するアンケート調査』の結果について報告されました。アンケートは市内の医療機関35カ所に対して調査票を送り、31医療機関から回答がありました。
結果については、往診や訪問診療など在宅医療を行っている医療機関は、全体の61%でした。また令和3年度の在宅看取り(自宅およびグループホーム・施設含む)の総件数は147件となっており、過去2014年は46件、2017年は97件であり、着実に増えていることがわかりました。また、在宅で可能な医療行為は、看取りや点滴、在宅酸素の管理、疼痛管理、バルーン交換などは半数以上のところで対応可、との回答でしたが、人工呼吸器の管理や中心静脈栄養などに対応しているところは少ない結果でした。
さらにアンケートではケアマネジャーや歯科医師、薬剤師など他職種との連携状況やびわ湖あさがおネットの利用状況についての質問もありました。この中では、訪問歯科診療について「知らない」との回答が半数近くあったことや、びわ湖あさがおネットの利用も約4割が「利用していない」または「知らない」と回答されており、今後の取り組みへの課題も見えてきました。
後半の意見交換では、ケアマネジャーや病院の方からは、在宅希望が増えていると感じる、との声が多く聞かれ、薬剤師の方からは、薬剤師や他の職種が協力して在宅に関わることで少しでも先生方のサポートしていきたいといった意見も出されました。
最後に前田会長は、5年後10年後を考えた時 地域の医師も高齢化が進むことから、各病院が地域に出向いていただくことに期待するとともに若い先生方への継承をどうするかが課題であると思う、とまとめられました。
◆次回の予定
第120回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時 令和4年6月8日(水) 午後2時~3時
場所 安曇川公民館 ふじのきホール
内容 話題提供 高島市薬剤師会より