高島市在宅医療・介護連携支援センター「チームたかしま」は、在宅医療・介護・福祉・保険でつながる笑顔の輪を目指します!
新着情報
平成29年度在宅医療多職種連携セミナー/第79回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 平成30年3月3日(土)14:00~16:15
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
参加者 82名
内 容 講義「優しさを伝えるケア技術:ユマニチュード」
講師 独立行政法人国立病院機構東京医療センター
外来副師長・ユマニチュード認定インストラクター 林紗美 先生
今回地域の医療・介護職の皆さんと一緒に、認知症ケアの新しい技法として注目を集めているユマニチュードについてセミナーを開催しました。
ユマニチュードは4本の基本の柱 見る・話す・触れる・立つで、構成されています。この4つは生きていくために必要なことで、一つでも欠けると、人は壊れてしまいます。「顔を近づけて相手の目を見る、目をそらさず、恥ずかしがらず、見つめる、そして、そっと抱きしめ声をかけると声のトーンも下がり優しい声になる」ということです。
実際にペアを組んで相手の視線をつかむことやスキンシップを体験しましたが、恥ずかしさがでて、なかなかうまくできませんでした。また、講義中に実際の比較として、テレビ放映された接し方の映像が流れ、会場からはユマニチュードの技法に感嘆の声が漏れていました。
講義後、医師から、認知症の方の往診で困っている場面のこと、病院の看護師からは、認知症以外の急性期病棟で活用できるのか等、現場での声が質問として出され、予定時間が超過されるほどの盛り上がりでした。
講義のあとのグループワークでも、それぞれの立場からの意見や感想が話され、「林先生のお話をもっと聞きたかった」「参加してよかった」との声が聴かれました。