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平成28年度医療福祉を推進するフォーラム/第64回高島市医療連携ネットワーク運営協議会「限界集落における医療と福祉の現状と課題」を開催しました
日 時 平成28年12月14日(水) 15:00~16:45
場 所 今津サンブリッジホテル 2階
参加者 126名
内 容 「限界集落における医療と福祉の現状と課題」
◎講演 「朽木診療所における医療の現状」
講師 高島市国民健康保険朽木診療所 所長 倉田佳彦 氏
◎パネルディスカッション
<座長>
森田 豊 氏 高島市医療連携ネットワーク運営協議会会長/マキノ病院院長
<アドバイザー>
倉田 佳彦 氏 高島市国民健康保険朽木診療所所長
<パネリスト>
海老沢文代 氏 住民代表/朽木住民福祉協議会
武内美英子 氏 訪問看護認定看護師/高島市訪問看護ステーション
竹田まさ代 氏 主任ケアマネージャー/高島市社会福祉協議会きらりマキノ
林 典男 氏 民生委員/高島市民生委員児童委員協議会連合会理事
川添 宏司 氏 生活支援活動/高島市シルバー人材センター理事長
杉本 学士 氏 生活支援コーディネーター/高島市社会福祉協議会
古谷 靖子 氏 行政/高島市健康福祉部地域包括支援課主監
倉田所長の講演では、高齢化率40.3%、集落17地区のうち限界集落が10地区となっている朽木地域の医療の取り組みについて紹介していただきました。その中で、元気な高齢者が多いこと、出張健康教室を行うことで住民さんと言葉のキヤッチボールができるようになったこと、駐在さん、ご近所さんを巻き込んでの医療・福祉・介護のネットワーク「チームくつき」ができてきていることなどをお話しされました。
パネルディスカッションでは、住民の生活を支えてくださっている各種団体の方々から、現在の活動とこれから必要なことについて聞かせていただきました。その中には外出支援ボランティアの立ち上げを考えていること、いろいろと活動している団体がネットワークを作っていくことが大切だということ、また身近に集える居場所づくりが必要であり本音で語らえる場が増えることで、明るい材料も増えてくるのではないかとお話しされていました
最後に座長から、今回のテーマは大変難しい問題であり結論の出るものではないけれども、たとえ人口が減っても、集落に一人になっても、住民の方が集落で幸せに暮らせるようにすることを目指して、ぞれぞれが意識を持って活動していくことと、また努力しながら、連携し合えばこれからも住民の方は幸せに過ごしていただけるものと思っているとまとめていただきました。
参加された皆さんには、これからの限界集落の医療・福祉を考えていただける機会になったのではないでしょうか。