新着情報
第130回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和5年5月11日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供
「高島市内訪問看護ステーション 活動状況について」
話題提供者 マキノ病院訪問看護ステーション 管理者 幸田 ひろみ 氏
今回は、高島市内の訪問看護ステーションの活動状況について、話題提供をしていただきました。
市内には7カ所の訪問看護ステーションがあり、それぞれ規模や特徴等に違いがあります。その中で共通した課題もありました。
①デイサービスの送迎ができない地域やヘルパーの対応も困難な方に、訪問看護で入浴介助をしていることがある。訪問看護からの他のサービスへ代替えができない。
②開業医の看護師と療養上の問題等を共有し、入院にならないように連携していけるとよい。開業医にも、地域連携室のような担当者の設置があるとよい。
③ガン末期の方等の支援として、病院への通院と在宅医との併用をどうしていくとよいのか。導入していくタイミングで悩む。
意見交換の中でも、訪問看護で行っている入浴介助は、平均年齢も上がってきた訪問看護師には体力的に負担があるという発言もありました。
また、薬剤のセットを訪問看護でしていることが多いが、薬剤師が薬剤指導で入ることで、役割を分担し、業務を軽減することができるため、介護支援専門員や利用者、家族へも周知していくことが必要であることがわかりました。他にもあさがおネットを使って情報共有すること、在宅に帰ってきた時に本人や家族、関係者が同じ方向で支援できるように全員が情報を共有して治療にあたれるようになればよい等、多くの意見がありました。
訪問看護師と薬剤師や訪問介護員職等、お互いを知り役割分担し、連携することが大切であることを再認識することができました。
訪問看護師と介護支援専門員、さらには在宅医療を担う開業医の看護職等とも、共に集まれる場も必要であるとの意見もいただき、今後の企画に活かしていきたいと思います。
◆次回の予定
第131回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日 時 令和5年6月8日(木) 午後2時~3時15分
(※通常の第1木曜日ではありませんのでご注意ください。)
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供および意見交換
「地域でみる心不全」
高島市民病院 循環器科 部長 谷口 晋先生