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「高島地域歯科保健推進研修会」~口腔機能向上に向けた施設研修~を開催しました(高島保健所)
高島市は、高齢化率が34.6%(平成30年10月1日現在)と県内でも最も高い状況にあります。生涯を通じておいしく食事をするためには、口腔内の健康が大切であり、日ごろの口腔ケアの充実を強化していく必要があります。そこで保健所では、今年度から、介護サービス事業所に勤務する職員や地域の歯科衛生士を対象に、口腔機能の維持・向上および技術の向上を図り、サービス利用者の特性に応じた口腔ケアが実施できるよう、研修会を企画しました。
今回は、その第1回目として、地域の歯科医師、歯科衛生士・高島市の協力により、「デイサービスほたるの苑」において、昨年10月4日と11月1日の計2回の研修を実施し、利用者の口腔アセスメントに基づいた指導を行いました。
《研修に参加された施設の方からの感想》
・義歯を作られ調整に時間をかけてもうまく合わず、結局、義歯なしで食事される利用者さんや、歯が痛くてもすぐに歯科受診に結びつかない利用者さん等、日頃から口腔ケアに対して問題を抱えていたところ、このような研修の機会を与えていただきました。
・家族さんには事前にアンケートやチェックリストの記入にご協力いただき、研修会の終わりに、担当歯科衛生士さんから「よかった点」「気になる点」としてまとめたものをお渡しすることが出来てよかったと思います。その後、歯科受診され、義歯の状態が改善した方や、歯痛の原因が明らかになった方などがありました。これは、利用者さんや職員双方にわたり丁寧にご指導いただいたたまものです。
・毎年6月に市の健康推進課から歯科衛生士さんに来ていただき、食事前の”口の体操”の指導もしていただいていますが、今回の研修でこの体操の大切さを再確認できました。
・職員に対してのミニ講義で、口腔ケアで大切なことは、歯磨き、義歯の手入れ、および舌の清掃をすることと学びました。また、全体を通して「いつまでも美味しく安全に食べる」という言葉が印象に残りました。