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第163回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和8年5月14日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供と意見交換
話題提供 「湖西圏域 糖尿病ネットワーク推進会議の取り組みについて
~多職種連携による重症化予防に向けて~」
話題提供者 滋賀県高島健康福祉事務所(高島保健所)
副参事 明保能 徹爾氏
管理栄養士 金田 知子氏
今回は、「湖西圏域 糖尿病ネットワーク推進会議」の取り組みを中心に話題提供していただきました。
「湖西圏域 糖尿病ネットワーク推進会議」は、高島市での糖尿病の発症予防から合併症予防まで、一貫した対策を進めていくことを目的に、医療や地域保健、産業保健等のさまざまな関係機関と連携して取り組みを進めています。
糖尿病対策は、一つの職種だけで完結するものではなく、日々の関わりの中での“顔の見える連携”がとても重要です。糖尿病は、初期には自覚症状も少なく気づきにくい病気で、多くの合併症を引き起こしてしまいます。合併症は、視力低下や人工透析など日常生活全体に影響があり、その人らしい生活が脅かされることになります。しかし、早くから多職種で連携して支援を行うことで、合併症の発症や重症化を防ぐことができる病気でもあります。
高島市では、男女ともに滋賀県平均よりも有病率が高く、特に女性で有意に高いという結果です。また生活習慣病関連の医療費が全体の約74%で、糖尿病や腎不全が大きな割合を占めていること、じん機能障害で新規に身体障害者手帳1級の交付を受けた方は半数にもなること等、糖尿病性腎症の重症化予防が重要な課題であるということです。
この課題解決のため、「専門医への紹介」と「栄養指導につながる体制づくり」の2点を重点的に取り組むため、適切な時期に専門医に紹介できるよう紹介基準の周知啓発を行っています。また、ほとんどの診療所には管理栄養士がいないため、栄養指導につながる機会が十分でなく、診療所の先生方が病院へ栄養指導のみを依頼できる「地域連携栄養指導」の仕組みをつくりました。今後は、糖尿病のほか生活習慣病の栄養指導に活用していく予定にもなっています。
意見交換では、必要な方が栄養指導につながるよう、現状の関わりや気づき等について話し合いました。
・高島市の糖尿病の有病者数が多いことにまず驚き、人工透析を始める方が増えている実感がある。
・栄養指導では、診療所から病院へ受診することがまずハードルとなるのではないか、料金や交通手段等の
問題もある。各病院の栄養指導の内容を知っておくことでつなぎやすい。
・独居や高齢世帯等では、食事制限の理解が難しく、本人と家族とのギャップもある。
・本人からの情報だけでなく、介護支援専門員等が家での様子や課題等を伝えていくことも必要で、また
指導を受けた内容を継続できるようにする支援も必要。
・多職種が連携してシステムをつくっていけるとよい。
・将来は栄養士が自宅へ訪問して指導できるように広げられるとよい。
多職種が関わり連携することで、生活が見え、悪化予防にもつながります。病院と診療所、地域との連携、多職種の連携がますます重要であることを理解し、一緒に取り組みをすすめていきたいと思います。

◆次回の予定 第164回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和8年 6月4日(木)14:00~15:15
会場:安曇川公民館 ふじのきホール
内容:話題提供と意見交換
話題提供 「みんなで話し合いをはじめませんか ~アドバンス・ケア・プランニング~」
話題提供者 高島市民病院 外来化学療法室
看護師長・がん化学療法看護認定看護師 前川 直美氏













