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第132回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和5年7月6日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供
「高島市 高齢者虐待の現状について」
話題提供者 高島市 健康福祉部 高齢者支援局 高齢者支援課
社会福祉士 越谷 美紀氏
社会福祉士 植村 祐太氏
今回は、高島市高齢者支援課(地域包括支援センター)より、「高島市高齢者虐待の現状に」ついて話題提供していただきました。
高齢者虐待は、養護者によるものと要介護施設従事者によるものがあります。地域包括支援センターによせられた相談5,000件あまりのうち、高齢者虐待に関する相談件数は、年間1,000件もあるということでした。虐待の内訳では、身体的な虐待が最も多く、次いで放棄放任があります。
高齢者虐待につながるリスク要因としては、「介護疲れやストレス」「認知症に対する理解不足」「アルコール問題」「経済的困窮」などがあります、また、夫や息子などの男性からの虐待が多くなっている現状です。
市では、通報を受けて早期に緊急判断会議や事実確認、会議等を行い援助を開始します。高齢者本人はもちろん、養護者にも寄り添いながら、就労に向けての支援等も関係機関とともに行っている事例報告もありました。また、高齢者虐待防止に関する研修会の実施や男性介護者への支援も行い、高齢者虐待の防止にも取り組んでいます。
グループワークでは、関係性ができたりすると通報に抵抗があることや“通報”ということばのイメージにも抵抗があるという意見もありました。ショートステイのサービス等では、高齢者ご本人と介護者の思いの違いがあり、どう考えていくのがよいのか等深く考える機会ともなりました。また、養護者の支援が大切なこと、自殺予防にもつながっていること等も知ることができました。
高齢者や介護者の状況を見て何かおかしいという気づきがあれば、高齢者支援課への相談をまず行うことが必要です。その一歩から関係機関が連携して支援していくことで、高齢者虐待を防ぎ、養護者の支援を行い、一人ひとりを大切にして誰も取り残さない高島を実現していきましょう。
◆次回の予定 第133回高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日 時 令和5年9月7日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供および意見交換
「ターミナル期の連携等について」(仮)
ナースステーションひより
土井 伸輔氏