新着情報
平成28年度在宅療養講演会を開催しました
日 時 平成29年3月12日(日)午後1時30分~4時
場 所 安曇川ふれあいセンター ふじのきホール
内 容 第1部【講演会】
テーマ:「地域で認知症の人と家族を支えるために必要なこと」
~もう一度、理解から始めよう~
講師:医療法人藤本クリニック 理事長 藤本 直規 氏
第2部【パネルディスカッション】
テーマ:「認知症の方を支える地域づくり」
~医療・介護の現場からの発信!~
座長:あいりんクリニック 院長 前田 昌彦 氏
パネリスト
夢の木訪問看護ステーション 副島 俊子 氏
グループホームはあとふる朽木 島本 浩恵 氏
デイサービスほたるの苑 村田 こず江 氏
小規模多機能居宅介護 さわの風 中清水 恭子 氏
参加者数 164名
第1部の講演会は、認知症医療や若年認知症ケアの第一人者である藤本直規先生から基本的な認知症の知識についてお話をしていただきました。「認知症」は原因によってアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症などいろいろな病気があることや、うつ病のように一見認知症によく似た症状であっても全く違う病気である場合もあるため、できるだけ早く専門医を受診することが、適切な治療とケアにつなげる上でとても大切であることをわかりやすくお話し下さいました。
また、ケアのポイントについても、その時々の患者さんの言葉や思いを織り交ぜながら具体的にお話し下さいました。最後に、認知症は特別な病気ではない、医者は治療に頑張るしケアの現場はケアをがんばる、あとは地域がつながって見守る力が重要であるとお話を締めくくられました。
第2部のパネルディスカッションでは、高島市内のケアの現場から各施設での認知症ケアの取り組みについて発表があり、医療との連携や地域とのつながりについてディスカッションが行われました。
どの施設も医療との連携に努めておられ、訪問看護では、看護師の視点で患者さんの症状を整理して主治医に情報提供しておられたり、入居施設では、医療との連携が利用者だけでなくスタッフの心の支えにもなっている、というところもありました。さらに地域に対しては、近隣の住民さんとの交流が図れるよう施設から地域へ情報発信したり、地域の行事に参加するなど交流に努めておられました。講師の藤本先生からも高島はとても頑張って いる、これからもさらに頑張ってほしいと激励の言葉をいただきました。