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第164回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和8年6月4日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供と意見交換
話題提供 「みんなで話し合いをはじめませんか
~アドバンス・ケア・プランニング~」
話題提供者 高島市民病院 外来化学療法室
看護師長・がん化学療法看護認定看護師 前川 直美氏
今回は、「みんなで話し合いをはじめませんか ~アドバンス・ケア・プランニング~」と題して、高島市民病院のがん化学療法看護認定看護師の前川直美さんに話題提供していただきました、
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、必要に応じて信頼関係のある医療・ケアチーム等の支援を受けながら、本人が現在の健康状態や今後の生き方、さらに今後受けたい医療・ケアについて考え(将来の心づもりをして)、家族等と話し合うことです。
自分で意思決定することが困難になったときには、これまでの本人が表明してきた内容にもとづいて、家族等と医療・ケアチーム等が話し合いを行い、本人の価値観を尊重し、本人の意思を反映させた医療・ケアを実現することが目的です。
ACPガイドラインにケアが追加されたのは、在宅医療・介護のチームで取り組むことが重要ということで、「どのような生活を送りたいのか」「どのような生活を送りたいと思っていたのだろうか」を大切にした意思決定を共有する取り組みが重要です。本人が望む生活の実現、人生の満足を得られるように支援することです。
日本人は、もしもの時に自分で決めるよりも他人に委ねる傾向が強いということで、「今」自分で考えておかないといけないとは思わないということでした。もしも本人が意思決定できなくなっても、本人が望む過ごし方が実現できることが目標で、本人の価値感や希望、病状や選択肢についての考えを見える化し、話し合うプロセスが重要です。
ACPの主な目的 ①本人の価値観を大切にする ②将来の意思決定に備える
③家族の負担を減らす ④多職種で方向性を共有する
大切なことは、本人、家族、医療や介護関係者で、話し合いを繰り返すこと。チームで話し合い、情報を集め、記録し共有することです。本人のそのままのことばを残し、その想いを伝えていく、つないでいくこと。
意見交換では、軽度認知症のある方で、心不全で入退院を繰り返しておられる方と家族との思いの違いがある事例をもとに、ACPを始めるタイミングや意思決定能力の評価、「今の意思」をどう扱うか等について、多職種で話し合いを行いました。
・雑談スタートで入って、相手の気持ちを汲みとっていく
・本人、家族の思いが違うので第3者が入って、何故そう思うのかを聴き取り、メリットやデメリットも
伝えていく必要がある
・本人の意思というより家族の意思ですすんでいくことも多く、お互いの信頼関係がないと話にならない
・「たかしまマイウェイノート」が活用していけるとよい
最後に講師から、本人の今の思いや安心できる生活、大切にしていることを少しずつ聞いていく関わりが大切なこと、急変への備えを自然に話せる声かけができるとよいこと、想いを受け止めることが大切なこと等を伝えていただきました。繰り返し聞き、本人が希望を言葉にできているか、意思表現ができれば重要な情報として共有していくことが大事で、家族中心になりすぎないよう、まず本人に聞く姿勢を大切にすることが重要です。
関わる全ての人がその方が、『人生』や『幸福』に関心をもって、関係性を重ねていくことが大事で、その結果として「この人ならきっとこうしてほしいだろうな」という選択を、より確信をもってできるように話し合いを重ねましょうと結んでいただきました。
人の「人生」に関わる医療や介護等のすべての関係者が、本人の価値観、意思を大切に、ことばを紡いでいくこと、つないでいくことを大切に共有する取り組みが急務であると痛感しました。今後も学び、共有する機会を増やしていきたいと思います。

◆次回の予定 第165回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和8年 7月2日(木)14:00~15:15
会場:高島市観光物産プラザ (新旭公民館) *会場を変更しています
内容:話題提供と意見交換
話題提供 「老々介護における医療ニーズと介護ニーズの両立課題」
話題提供者 高島市 健康福祉部 高齢者支援課
主監 上原 絵里奈氏













