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第151回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和7年4月10日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供および自己紹介と意見発表
話題提供 「湖西圏域の高次脳機能障害の支援状況について」
話題提供者 高島市障がい者相談支援センター コンパス
センター長 杉島 隆氏
話題提供 「滋賀県における高次脳機能障害支援について」
話題提供者 滋賀県高次脳機能障害支援センター
精神保健福祉士・公認心理師 田邉 陽子氏
今回は、高次脳機能障害について、高島市障がい者相談支援センター コンパスと滋賀県高次脳機能障害支援センターから話題提供していただきました。
コンパスは、令和6年度から委託を受けて、高次脳機能障害者の相談支援を実施されていて、「湖西圏域高次脳機能障害連絡調整会議」というネットワークができています。
高次脳機能障害は、事故や病気で脳が損傷を受けて引き起こされる脳の後遺症で、気づきにくく理解されにくい障害です。人生の途中で偶然にあった中途障害です。感情がコントロールできず、易怒性があったりするためどのように支援をしたらよいか迷い悩むことが多くなります。ご本人自身も感情的に怒ってしまったことにとても落ち込んでしまわれるということも知りました。障害のある方とご家族等を支えるためには、関係者が学び、相談機関やサービス等を知ることが大切です。
支援のポイント
1. 複数の関係機関で連携し、チームで関わる
定期的に個別支援会議を開催
2. 相談してもらう関係性を構築する
本人が理解しやすい手段を使う(図で示すなど)
事例や関係するさまざまな機関、社会資源等について知り、相談しながら連携してチームで支えていくことがとても重要であることを学ぶことができ、とても良い機会となりました。
就労や家族関係の調整、介入等、相談が必要な課題は多岐にわたります。また、医療も福祉もまだまだニーズに応えられていない現状であることも課題として大きいことがわかりました。市民の皆さんが困った時に頼れる機関となるように力量をつけていかなければいけないと感じました。
たくさんの情報をいただき、今回は参加者1人ずつ自己紹介も兼ねて、質問、感想等を発表していただきました。異動のあった方、初めての参加の方もあり、20か所を超える機関の多職種の皆さんとの顔の見える会となりました。また、高次脳機能障害の方を支援されている方が多かったことが驚きで、つながれる良い機会となりました。
こらからも各関係機関が連携してチームで支援し、誰もが尊重され、自分らしく暮らしていける高島市にしていきましょう。
◆次回の予定 第152回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和7年5月1日(木)14:00~15:15
会場:安曇川公民館 ふじのきホール
内容:話題提供 「介護予防の取り組み」
話題提供者 高島市 健康福祉部 高齢者支援課