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第141回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2024年5月14日 / 報告

   日 時  令和6年5月9日(木) 午後2時~3時15分

   場 所  安曇川公民館 ふじのきホール

   内 容  話題提供および意見交換

         話題提供 「家族支援について」

                ~両立支援制度とケアマネジメントの視点~

         話題提供者 湖西介護支援専門員連絡協議会

               養護老人ホーム 藤波園 園長

                 井上 良信氏

 今回は、「家族支援について ~両立支援制度とケアマネジメントの視点~」と題して、話題提供していただきました。

 「両立支援制度」は、仕事と育児・介護の両立をしながら働ける環境づくりを目指す制度です。妊娠や出産・育児に関してはよく知られていて、制度の利用も定着してきていますが、介護に関しては制度を知らない、利用の仕方が分からないということが少なくありません。要介護者は年々増加し、働きながら介護をしている人も多く、市内でも介護のために離職されることがあります。ヤングケアラーや虐待等の問題もあり、家族支援の重要性が高くなっています。

 利用者を中心に家族背景等を考えてのケアマネジメントですが、家族は仕事と介護の両立に不安を感じていることも多くあります。働いている家族は、サービスでは埋められない時間の利用者のことが心配になることもあります。家族の思いや価値観、経済面、労働者としての役割等、様々なことが両立の課題として浮かび上がってきます。

 ポイントは「就労している家族への支援は、利用者への支援に繋がる」ということです。

 ①どのように介護するか、どのようなサービスを利用するかは、家族の生活と切っても切り離せない。

 ②ケアマネジャーとして利用者により良い支援を行うには、就労している家族の生活や、仕事との両立を

  サポートするという視点が必要。

 ③「仕事と介護の両立支援」は、「家族が介護の担い手になる」ことだけではない点に留意が必要。

 ④介護がいつまで続くか分からないことを踏まえ、家族の役割を考えることが必要。

 

 意見交換では、制度について初めて知ったという声が多くありました。また、まだ保障が充分ではないことや利用することで業務にしわ寄せがきて、利用できない場合もあるのではないかといった声も聞かれました。様々なケースがあり、どうしたら家族の力になれるのか、どこをフォローしなければいけないのか、それぞれの家庭の暮らし、経済面等、根幹に関わる難しい面が多くあるというケアマネジャーの深い悩みもありました。

 利用者や家族との信頼関係、コミュニケーションが何よりも大事であることは言うまでもありません。今後さらに介護と仕事を両立できる暮らしを支援できるよう、多職種での情報交換、情報共有を大事にしていくとともに、制度や保障の充実、働きながら介護することを理解し支援できる事業者や地域風土づくりも必要であることを話し合いました。

  

◆次回の予定

 第142回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会

 日時:令和6年6月6日(木)14:00~15:15

 会場:安曇川公民館 ふじのきホール

 内容:話題提供 「応受できなかった一枚の処方箋の課題」          

    話題提供者 高島市薬剤師会

          ふれあい薬局・高島

           薬剤師 吉永 礼子氏

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