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第117回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和4年1月12日(水) 午後2時~3時
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供および意見交換
滋賀県看護協会第7地区支部 代表 吉岡 千晴 氏
参加者 27名
今回は、高島市民病院看護部長 吉岡千晴氏より、看護協会第7地区支部の活動についてお話ししていただきました。
高島市内の看護職(看護師・准看護師・助産師・保健師)は549人、そのうち看護協会に加入している人は約半分の286人で、滋賀県看護協会の中で最も小さな支部であるとのことです。しかし会員数は少なくても、会員向けの事業だけでなく、市内に就職された新人看護師さんの交流や定着化をはかる研修会を開催したり市民向けの啓発なども積極的に実施されているそうです。また市内の様々な場所で働く看護職のネットワークを築くため、平成30年度には「地域看護ネット」を立ち上げるなど精力的に活動されていることをお話ししていただきました。
話題提供のあとは質疑応答、意見交換を行いました。看護職以外の方からは「看護師の実働可能な年齢は?」、「市内で働いているのはほとんど地元の人?」などいろいろな質問が出ていました。
看護師さんからは、看護職も他の職種と同様に慢性的な人材不足や高齢化の問題があること、訪問看護では、通常単独で訪問することや緊急時の待機当番などによる精神的身体的負担など、特有の問題があるなどの声がありました。また看護師の資格をとっても3~4割は県外に出てしまうなど定着化の課題も大きいことがわかりました。
参加された医師の方からは「看護師さんの実態がよくわかった」、「看護師さんは医療の要といってもいい。人材確保に努めながら働き方改革も進めていかないといけない。」などの意見が出されました。薬剤師の方からは、「訪問看護師さんの仕事は大変、地域の薬剤師が担える部分があるなら一緒に考えていきたい。」といった意見も出ていました。