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第95回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました。
日 時 令和元年7月10日(水) 午後2時~3時
場 所 今津老人福祉センター
参加者 41名
内 容 話題提供 「消防の救急業務」
提供者 高島市消防本部 警防課 万木一徳 氏
今回は、高島市消防本部の方をお招きし、救急業務の現状や課題についてお話していただきました。
高島市消防本部では現在22名の救急救命士を中心に24時間、365日の救急活動を行っておられます。在宅看取りが少しずつ増える中、「延命処置を希望しない」という患者や家族の意思決定に対して、サポートする側の理解不足や共通認識の不足、家族自身の動揺などから、救急搬送の対応に苦慮される現状があるということを事例を交えながらお話していただきました。
その後、グループに分かれ、参加者で意見交換を行いました。この中では、終末期における意思確認においては、状態の変化時や一定期間ごとの見直しが必要であり、関係者が共通認識しておくことが大事との意見が多く出ていました。また、現代は、昔と違って自宅で家族が亡くなることが少ないことから、本人の状態の変化を見守ることができず、救急車を呼んでしまうのではないか、との見方もされていました。
このようなことから、在宅では訪問看護や主治医などから家族に対して、どんな時にどこに連絡するのかなど繰り返し話しておくことが必要であるとの意見も出ていました。
これからも人生の終末期に関わる関係者として、本人や家族に対してできることは何か、それぞれが考える貴重な機会となりました。
◆今後の予定
〇9月11日(水)午後3時~4時(※開始時間が変わっています)
場所 今津老人福祉センター
内容 話題提供 大津赤十字病院より
※ 8月の開催はありません。