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第85回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 平成30年9月12日(水) 午後3時~4時
場 所 今津老人福祉センター
参加者 35名
内 容 「大津および湖西医療圏の連携の実情、問題点と今後の方向性について」
大津赤十字病院
副院長・第一外科部長 土井 隆一郎 先生
地域医療連携課 飛田 美乃 課長
医療社会事業課 梶原 英輝 課長
今月は、大津赤十字病院から、副院長 土井隆一郎先生らをお招きし、大津と高島の医療連携の現状や課題について意見交換を行いました。
大津赤十字病院からお越しいただくのは今年で7回目となりました。最初に森田会長より、高島市医療連携ネットワーク運営協議会の設立趣旨やこれまでの経過について説明があり、その後、大津赤十字病院飛田課長より、昨年から今年にかけての大津赤十字病院の動きや湖西圏域との連携の現状についてお話して下さいました。病院の最新動向として、回復期リハビリテーション病床の閉鎖および訪問看護ステーションの休止などの変化がありましたが、これは大津赤十字病院が「高度急性期医療」や「急性期医療」をさらに推進し、病院の特性を活かしていくためであるとのことでした。
湖西圏域とのつながりはかねてから強く、湖西圏域からの紹介は昨年度も876件の紹介実績があり、救急搬送も昨年度190件となっています。また、びわ湖メディカルネットのカルテ公開件数は、延べ患者数では大津赤十字病院全体の公開件数の3分の1を占めており、湖西圏域と大津赤十字病院との連携の重要性が改めて見える実績でした。
その後の意見交換の中では、大津赤十字病院と湖西圏域の独自の連携手法により、受け皿となる地域の診療所の先生と湖西圏域の病院とがスムーズに連携できるなどメリットが大きいとの意見が多く出ていました。
一方、課題としては、「在宅療養中に大津赤十字病院に入院になった場合、訪問看護などから情報提供した患者については、家族のフォローをするため、亡くなった場合にも何らかの方法で連絡をいただけるとありがたい。」「地域で終末期の患者を診ているが、もう少し早い段階でかかわりがもてたらと感じることがある。」などの意見もあり、土井副院長からは「病院としても考えないといけない。貴重な意見をありがたい。」との発言をいただき、有意義な意見交換の機会となりました。
この会の最後に、平成23年の設立時から会長を務めてこられた森田先生より、今回をもって会長を辞し、次回からは高島市医師会長の前田先生に代わる旨伝えられました。
◇次回の予定
〇10月10日(水)午後2時~3時※
※開始時間が変更になっていますのでご注意下さい
場所 今津老人福祉センター
内容 話題提供 高島市地域包括支援課より