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第158回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和7年12月11日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供と意見交換
話題提供 「認知症施策とチームオレンジについて」
話題提供者 高島市 健康福祉部 高齢者支援課 保健師 多胡 章子 氏
チームオレンジ「はぴねすマキノ」 田中 千賀代 氏
今回は「認知症施策とチームオレンジについて」と題して、高島市高齢者支援課とチームオレンジ「はぴねすマキノ」より話題提供していただきました。
はじめに、高島市高齢者支援課より、要介護認定の状況や認知症基本計画、高島市チームオレンジの活動等について話していただきました。
要介護認定の原因疾患の第1位が認知症で、4分の1を占めます。基本計画では、認知症の人と家族を支える体制づくりとして、7つの具体的な取り組みが推進されています。
その中の大きな柱が「新しい認知症観」を理解していることで、「(症状が出ても)できることややりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間とつながりながら自分らしく暮らし続けることができる」ということです。
高島市チームオレンジは令和6年度に設置され、現在5団体が認定されてボランティアとして活動されています。
次いで、チームオレンジ「はぴねすマキノ」より、はぴねすカフェの活動を紹介していただきました。“人と会う機会として” “居場所として” “つながりを求めて” 地域の誰もが困った時に話を聞いてもらえる場所として解放されています。誰かと話したい方、物忘れが気になる方、介護をされている方等、気軽に立ち寄れる場所となっています。
また、認知症のニーズ調査では、「主治医が往診してくれて、専門医につなげてくれた」や「家族の介護は嫌がるが、ヘルパーは受け入れられていた」「最初はずいぶんショックを受けた。患者に対する支援をもっとしてほしい。心細く思う」等の声があったということです。
意見交換では、新しい認知症観に変えるきっかけは何か、今後必要な支援や課題等について話し合いました。
認知症の正しい理解が広まることが何より大切で、小さな時から家庭でも、企業等でも学習する機会が必要である。病気としての認識や家族会や同じ立場にある人からの声かけ、お互い様の精神、誰でもどこでも手を差しのべられる地域づくり等の必要性が話題になり、参加者全員で共有することができました。
認知症になっても、誰もが自分らしく暮らしつづけることができる高島市を目指して、専門職自身も研鑽を積み、連携して取り組み続けることが必要なことであると再認識しました。

◆次回の予定 第159回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和8年1月15日(木)14:00~15:15
会場:安曇川公民館 ふじのきホール
内容:話題提供 「大津圏域と湖西圏域間の連携の現状や課題および今後の展望等」(仮)
話題提供者 大津赤十字病院
副院長・患者支援センター長 片倉 浩理 先生
医療社会事業部 地域医療連携課長 長谷川 豊 氏
医療社会事業部 総合医療相談室長 梶原 英輝 氏












