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第166回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和8年9月3日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供と意見交換
話題提供 「薬局に『たかしまマイウェイノート』を置いてみたら…」
話題提供者 高島市薬剤師会
ふれあい薬局・高島
管理者・管理薬剤師 吉永 礼子 氏
今回は高島市薬剤師会より「薬局に『たかしまマイウェイノート』を置いてみたら…」と題して、ふれあい薬局・高島の薬剤師 吉永礼子さんに話題提供していただきました。
医療や介護に関係する私たちは、人生会議(ACP)を理解し支援する役割もあり、高島市薬剤師会では高島保健所の協力を得て高島市オリジナルの「たかしまマイウェイノート」やACPの周知に取り組んでいただいています。ふれあい薬局ではさらに早くから取り組んでいただいていて、その経過を報告していただきました。
薬局も地域住民が利用する場所のひとつで、ノートを置くことはより多くの市民の目にとまる機会となり、市民がACPを知り考えるきっかけを提供でき、薬局だからこそのACPがあるのではないかと始めました。
お薬待ちの間に目に留まるようにノートや掲示物を貼り、目に留まった方に声をかけて、「ACPきっかけカード」を使って対話をすすめます。
薬局なら、患者や家族に定期的に会える、変化に気づける、繰り返し対話する機会がある等、薬局が関わる意義があることが分かります。また、薬局は処方箋調剤に限らず相談できる、患者さんだけでなく地域住民のファーストアクセスのひとつでもあります。
日々の服薬指導からちょっと広げて患者の普段の生活、大切にしていることを知ることも服薬支援をしていく上で必要だという気づきもありました。対話の中で地域包括支援センターへ連携した事例もあり、取り組みから良い成果も見えてきています。
〇薬局なら
・患者や家族に処方箋調剤を通して、定期的に継続して会える
・変化に気づける、繰り返して対話する機会がある
・状況変化や困りごとから必要な支援(医療やケアマネジャー、家族等)につなげられる
・処方箋調剤に限らず相談できる
・患者だけでなく、地域住民のファーストアクセスのひとつでもある(垣根が低い)
・誰もがいつか必要な時が来る、若い世代にもノートの魅力が伝えられる。ノートが手に取れるところに
あることが叶うのが薬局
〇課題は、時間の確保やエピソードをどのように薬歴に残すか、多職種との情報共有や仕組みづくり等
〇取り組みの中での手ごたえ
・薬局スタッフ全体で学び、やってみる・・目的や意義、ノートの性質等を学び、いろいろな視点で話せる
・年齢や経験によるとっつきにくさ、気分を害するトラブルに備える・・ロールプレイをしてみる、相手の
気持ちを汲みとるセンスを養う
・専門用語はわかりやすく伝える・・知識やスキルも必要
・薬局だからできるかも!・・患者の思いや困りごとを必要な支援につなぐ、もしもの時に備えての話し合い
は、残された家族の迷いや後悔等の負担を軽減できる
〇私たちにもたらした変化・ごほうび
・その人の“大切にしていること”や“ちょっとした変化”に目を向ける姿勢が、最期まで自分らしい人生を支え
る一歩になる
・その人の日常、暮らしを知ることも、かかりつけ薬局として服薬支援をしていく上で必要な視点であり、
薬剤師にもACPの意識が求められている
・地域に根ざし、住民の皆さんのACPを支援できる薬局、薬剤師を目指そう!
意見交換では、ノートの活用やチームで情報を共有する方法、ACPを聞くタイミング、聴き取る方法、元気なうちから書いておくこと等、さまざまな意見をいただきました。同時にその人の望みを理解して支援することの大切さも強調されていました。
今回は、医師も多く参加していただき、医学生や保健師学生も交えた会となりました。「たかしまマイウェイノート」の周知は少しずつ進んできていますが、「ノートに記した」「大切な人に伝えた」という方は、まだまだ少ないのが現状です。さまざまな場面で多職種の方と連携して、市民ひとり一人の「自分らしく生きること」「大切にしていること」を理解し共有し、誰もが自分の望む人生を送れるまちを目指していきたいと思います。

◆次回の予定 第167回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和8年 10月1日(木)14:00~15:15
会場:安曇川公民館 ふじのきホール
内容:話題提供と意見交換
話題提供 「高次脳機能障害支援について」
話題提供者 高島市障がい者相談支援センター コンパス
滋賀県高次脳機能障害支援センター
滋賀県立むれやま荘













