新着情報
第154回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和7年7月3日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供と意見交換
話題提供 「地域の中で助け合えるまちづくり」
話題提供者 特定非営利活動法人 元気な仲間
代表 谷 仙一郎 氏
今回は「地域の中で助け合えるまちづくり」について、元気な仲間より話題提供していただきました。
地域、そしてそこで暮らす人々、仲間への熱いあたたかな想いを聴かせていただき、参加者全員が元気をいただくことができました。
これから高齢化、人口減少等にどう対応していくのか、自分たちの老後はどうなるのかと先を見据えた時、自分たちでできることをしていこう、そして持続可能な形が必要、自分の老後も住みやすいまちにということで平成15年にNPO法人を立ち上げられました。
「住み慣れた地域の中で、その人らしい普通のくらしを」をモットーに介護保険事業だけでなく、制度に関係なく集い、活動できる場は多岐に渡ります。普通の民家を改修し地域の中に溶け込んだデイサービスや買い物支援、居場所づくりなど、住民が支えあえる地域づくりを目指して活動は広がっています。
デイサービスや小規模多機能でも、誰もが役割をもって活動し、その人の希望を叶え、できることをして過ごされ、最期の時まで支援されています。実の家に帰っても「早くここへ帰りたい」と言われるほど、安心して落ち着ける自分の家になっている様子も聞かせていただきました。
有償ボランティア「たすけあい高島」は、困りごとを助け合うお互いさまの取り組みです。労働の対価としてではなく、感謝の気持ちとして支払われます。その活動の中で、93歳にして一人暮らしデビューをされた方もあったと、ちょっと嬉しい絆のエピソードも聞かせていただきました。
会員さんは「人から何かをしてもらった時も幸せ」だけれど、「自分が人の役に立てたと感じられる時が幸せ」と、自分の役割や意義を実感できる機会として活動を続けられています。
たすけあい活動は、できることをできる人ができる時にすること
相手の事を想ってする活動
なにより活動者の生きがいにもつながります
「きょういく」と「きょうよう」が大事
今日行く(きょういく)ところがある ・ 今日すべき用事が(きょうよう)がある
これを実現するために、地域の居場所づくりや役割づくりが大事となります。そして、担い手として高齢者が社会参加していくことが必要です。
意見交換では
・高島市に「谷さんは何人いるんだろう ミッキーマウスのよう」
・介護保険サービスではまかないきれないサービスの仕組みがある
・理想的な活動をされている。元気な高齢者とも交流できる、高齢者が働ける場がある
・NPO法人の立上げの講習会を開いて欲しい・・・谷さんより「お手伝いしますよ」
・続けていく力、巻き込む力、人の力を引き出す力がすごい
・自分たちの老後がどんなまちだったらいいのか、住みやすいまちはどんなまちか、気になる人を増やして
いきたいという想いが浸透するとよい
最後に谷さんより、制度から外れていく人は必ずいるので、他の人を気にかける住民が高島市の中で増えていくといい。究極は「たすけあい高島」がなくても、普通にたすけあいがあるという地域になることが目標ですと伺いました。
市民のみんなの力で、できることをできる人ができる時にすることで、普通に暮らしやすい高島市となることを一緒に目指していきたいと思いました。
◆次回の予定 第155回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和7年9月4日(木)14:00~15:15
会場:安曇川公民館 ふじのきホール
内容:話題提供 「排泄支援について ~ケアで改善できます~」(仮)
話題提供者 高島市民病院
皮膚・排泄ケア認定看護師 荒川 貴一氏
*8月は休会となります