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第146回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました

2024年11月11日 / 報告

   日 時  令和6年11月7日(木) 午後2時~3時15分

   場 所  安曇川公民館 ふじのきホール

   内 容  話題提供および意見交換

         話題提供  「高島市における救急の現状と課題 」

         話題提供者  高島市消防本部 警防課

                 参事・消防指令 小堀 高志氏

 

 今回は「高島市における救急の現状と課題」と題して、話題提供していただきました。

 急病や事故等、何あった時には救急車を要請することが、命を守る大切な方法です。人口の高齢化に伴い、高齢者の救急車の要請が多くなってきていて、市内では年間3,100件を超える救急出動要請が入ります。そのうち約8%が不搬送で搬送の必要がなかったということになります。

 救急車の搬送先は、市内の中核病院である高島市民病院が80%近くで、次いでマキノ病院が12%程度となっています。また9%程度が市外病院へ搬送されています。ドクターヘリは基準に相当すれば要請し、要請件数は市内で年間40件程度で、県内の20%前後となっています。

 救急搬送される人は、高齢者が72%で最も多く、内容は急病が65%程度を占め、次いで負傷が15%程度、事故が5%程度となっていますが、約半数が軽症で入院治療を必要としないものとなっています。

 現場到着所要時間は、令和5年度は 全国 10.3分、滋賀県 9.4分で、高島市は 8.3分と少し短くなっています、しかしここ数年少しずつ長くなっています。救急車の要請連絡が入り、住所が確認できれば直ぐに救急車は現場へ向かいますが、要請が増えていたり、近くの消防署の救急車がすでに他へ出動していたりすることで、到着に時間がかかっているのが現状です。

 課題としては、①頻回利用者、②軽傷利用者が半数を占めている、③現場到着時間の増加傾向、④ACPやDNRの問題等があります。

 課題解決のために、介護や福祉等関係機関との連携をすすめ、情報共有や相談体制づくり等、協働していく取り組みや市民の皆さんにも啓発し理解を深めてもらう取り組みをされています。

 意見交換では、4つの課題がそれぞれが絡み合って影響していることがわかったことや、地域の方や関係者が見に行って声をかけるだけで、安心されて救急車を呼ばなくても良くなった事例等もあり、つながりが大事であるということが挙げられました。また、まず訪問看護に連絡してもらうことや主治医との連絡、ターミナル期の本人の意思確認と家族の理解が必要等の意見がありました。ACPやDNRは、誰もが考えておかなければならないことで、その啓発の必要性を救急活動の中からも学ばせていただき、参加された皆さんと共に継続して考えていくことの重要性を新たにしました。

    

 

◆次回の予定  第147回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会

 日時:令和6年12月12(木)14:00~15:15

 会場:安曇川公民館 ふじのきホール

 内容:話題提供 「高島市の防災と保健・福祉の連携促進モデルについて」          

    話題提供者  高島市 健康福祉部 社会福祉課

            梅村 淳氏

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