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「在宅療養講演会」を開催しました

2024年8月5日 / 報告

   日 時  令和6年7月20日(土) 午後2時~4時

   場 所  安曇川公民館 ふじのきホール

   内 容  講演会

          「最期まで目一杯生きる」

           講師:萬田 緑平先生

                緩和ケア 萬田診療所 院長 

    参加者 126名      

 

 緩和ケア 萬田診療所の院長 萬田緑平先生の講演は、自分らしく最期まで生きることの意味と大切な人に伝えるべき心からの「ありがとう」があふれる感動と涙の2時間でした。

 ガンで余命わずかとなった方々が、最期まで自分の望むように生きたいと、萬田先生の元を尋ねられます。萬田先生は年間100人位の方を亡くなるまで「生きる」ことに寄り添い手伝っておられるそうです。そんな萬田先生が出会った方たちの生き方、最期をたくさんの映像から教えていただくことができました。

 本人の望みを叶えるため、家族や大切な人とともに最期まで自分らしく家で過ごし、家族に囲まれてお別れ会をしたり、友人たちと焼肉パーティーをしながら、お互いが感謝を伝えられる姿は、こんなにも笑顔なんだと思いました。「ありがとう」のことばに包まれて幸せな時間であることがとてもよくわかりました。

最期の時も見送った後も、本人もご家族もとても素敵な笑顔に包まれていました。

 医療に頼ればすべてうまくいくわけではない、本人が望む医療を受け、最後まで歩いてトイレに行ける、元気に見えるのは心の状態がいいからで、心の状態が良いように盛り上げてあげることが大事です。心の状態を良くすることで「幸せだった」と最期を迎えることができます。その人が生きたいように生ききれるように、家族とともにそばで苦しみを取り除き、感謝を伝えられるように、そっと支援される萬田先生に人生最期の仕舞い方、医療やケアのあり方を学ばせていただくことができました。

  参加された皆さんのアンケートにも、たくさんの「ありがとう」があふれていました。

  「”ありがとう”をいう大切さ。”ありがとう”の言葉の強さを知りました。」

  「皆に生命の終りが来る事がわかっているのに、ありがとうが言えていない日常を反省しました。」

  「その人に寄り添うこと。本人の言葉が一番大切にすべきと改めて実感しました。」

 いい人生だった、良かったと思える人生か、残念だったと思う人生か、どちらのシナリオを選ぶのか、皆さんはどう考えるでしょうか。「家に帰りたい」けれど「家族に迷惑をかける」そんな葛藤の中で、本人の希望に添えるようにすることが何よりも支えることであるということを理解しました。きちんと死と向き合うことに気づき、支えるということは本人がやりたいことを応援することであることが深く心に刻まれました。

 萬田先生と人生を終えられた多くの方とご家族から、学ばせていただいたことを大切にしていきたいと思います。

   

 

 

 

 

 

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