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第143回高島市医療連携ネットワーク運営協議会を開催しました
日 時 令和6年7月4日(木) 午後2時~3時15分
場 所 安曇川公民館 ふじのきホール
内 容 話題提供および意見交換
話題提供 「高島市の人口減少について」
話題提供者 高島市 政策部 総合戦略課
主査 中西 崇史 氏
今回は、「高島市の人口減少について」、市役所の総合戦略課から話題提供していただきました。
高島市の総人口は、45,783人で高齢化率が36.5%(令和6年1月1日現在)となり、人口は年々減少している。社会増減数(転入者数‐転出者数)は、毎年200~300人の転出超過(令和4年以前)となっていたが、令和4年にはプラス3人で市制初となる転入超過となった。令和5年は、マイナス40人となり20代が多いことから大学進学や就職等による転出が考えられる。令和4年以前と比較すると転出超過が抑制されていることから地方創生の取り組みの効果が表れていると考えられる。また、近年は外国人の転入者数が増加しており、市内企業での雇用が増えてきているのが要因だと考えられる。
人口推計では、2030年を過ぎた頃には人口が40,000人未満・2050年頃に32,000人に減少してしまい、高齢化率が50%となる推計となっている。今年の4月には人口戦略会議で20~39歳若者女性の減少率が50%を超えることから、「消滅可能性自治体」と公表があった。しかし、社会増減数が格段に抑制されていることや新たな企業の開業等による就業者数の増加も期待できる。
高島市の「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」(2020~2024年)
基本目標①「稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする」
観光や海外での特産品販売等
②「高島とのつながりを築き、高島への新しい流れをつくる」
高校生や若者との研修会や交流会を実施、移住定住コンシェルジュの配置、
JR西日本との連携等
③「結婚・出産・子育ての希望をかなえる、人に優しい高島をつくる」
こどもの医療費助成や保育料・学校給食費の無償化等
子育て支援では県下でもトップクラスの充実した内容となっている
④「デジタルを活用し、安心して暮らせる魅力的な地域をつくる」
広報紙をLINEで閲覧できる、企業誘致から介護サービスまでを検討
スポーツツーリズムの振興、地区防災計画や公共交通の利便性の向上等
意見交換では、大学がない、働く場がないので、若者は出ていく。若い人たち、外国人も住みやすいところが必要。大都市まで通勤は1時間位なので、交通インフラの充実が必要。フルタイムで就労できるよう子どもを預かってもらえる体制がもっと必要。魅力ある地域づくり、もっと良いところをアピールすると良い等の意見がありました。
会場参加者の中で、高島市で生まれ育った人と転入者は半々くらいでした。高島市を我がふるさとと誇れるよう、ここに住む人々や所縁のある方、魅力的だと感じて発信してくださる方等、多くの力を結集して、様々な視点、角度からの取組みをして、未来の子どもたちに託せるよう共に考えていきたいと思いました。
◆次回の予定
第144回 高島市医療連携ネットワーク運営協議会
日時:令和6年9月5(木)14:00~15:15
会場:安曇川公民館 ふじのきホール
内容:話題提供 「歯科の訪問診療、どんなことができる?」(仮)
話題提供者 高島市 歯科医師会
林歯科医院 院長
歯科医師 撰 能理子先生
※8月は休会となります。